
粉瘤
粉瘤
知立南クリニックは、地域の皆様の健やかな肌を守るため、内科・皮膚科・美容皮膚科にて日々親身となって診療を行っております。患者様一人ひとりの声に耳を傾け、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけ、根気強く治療に取り組むことを大切にしています。愛知県知立市、刈谷市、安城市の皆様が、肌の不調から解放され、安心して日常生活を送れるよう、最新の知識と技術をもってサポートさせていただきます。
粉瘤でお悩みの方は、愛知県知立市・刈谷市・安城市の内科・皮膚科・美容皮膚科、知立南クリニックまでお気軽にご相談ください。
粉瘤とは、皮膚の下に皮脂や角質が袋状にたまってできる良性の腫瘍です。「アテローム」とも呼ばれることがあり、誰にでも、どこにでもできる可能性があります。
皮膚の表面に小さなしこりとして現れ、次第に大きくなることが多いです。多くの場合は無症状ですが、細菌感染を起こすと赤く腫れ、痛みや膿が出ることがあります。見た目がニキビやできものと似ているため、自分では判断が難しいケースも少なくありません。
粉瘤は自然に治ることはほとんどなく、完全に治すためには医療機関での適切な処置が必要です。
粉瘤ができる原因は一つではありませんが、主に皮膚の毛穴が詰まることで、皮脂や角質がうまく排出されずに皮膚の下にたまることが発端とされています。
また、外傷や手術跡、ピアスなどによって皮膚が傷ついた部分にできることもあります。
体質的な要因や、皮脂の分泌が多い方、ホルモンバランスの乱れがある方に多く見られる傾向があります。
粉瘤の初期段階では、皮膚の下にやわらかいしこりを感じる程度で、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
しかし、時間の経過とともに内容物がたまり、大きくなっていくと、見た目が目立つようになります。
感染が起こると、急に赤く腫れ上がり、強い痛みを伴います。膿がたまり、破れて中身が出ることもありますが、これでは根本的な解決にはなりません。
感染後は瘢痕や再発のリスクも高くなりますので、早めの受診が大切です。
粉瘤の治療は、大きく分けて「炎症がない場合」と「炎症がある場合」で異なります。
炎症がない粉瘤は、袋ごときれいに取り除く「摘出手術」が基本の治療です。この手術は局所麻酔で行い、保険適応かつ日帰りで対応可能です。
一方、感染を起こしている場合には、まずは抗生物質の内服や、膿を出す処置が必要です。炎症が落ち着いてから、改めて袋ごと摘出する手術を行うことで、再発のリスクを減らします。(おおよそ3か月程度の間をあけます)
知立南クリニックでは、粉瘤の状態に合わせて最も適切な方法を選び、患者様にとって負担の少ない治療を心がけています。ただし大きいものや難しい部位は当院ではできません。
1.丁寧な問診と診察
患者様の症状、発症時期、経過、既往歴、アレルギー歴、生活習慣などを詳しくお伺いし、丁寧に皮膚の状態を診察します。
原因の特定が難しい場合でも、様々な可能性を考慮し、適切な検査やアドバイスを行います。
2.最新の知見に基づいた適切な診断と治療
皮膚科医療は日々進化しています。知立南クリニックの皮膚科では、常に最新の医学的知見を学び、エビデンスに基づいた適切な診断と治療を提供しています。
3.分かりやすい説明と安心感の提供
治療内容や今後の見通しについて、保護者の方にもお子様にも分かりやすく丁寧に説明し、不安を取り除くよう努めます。
4.日常生活指導
治療の効果を高め、再発を予防するために、日常生活での注意点、スキンケアの方法、悪化因子の回避など、具体的なアドバイスを行います。
それぞれの症状に合わせた生活指導で、患者様が快適な日常生活を送れるようサポートいたします。
5.継続的なフォローアップ
治療の進捗状況を丁寧に確認し、症状の変化に合わせて適切な治療内容に見直しを行います。
必要に応じて検査を行い、治療効果を客観的に評価しながら、最適な状態を目指してサポートを継続いたします。
粉瘤ができやすい体質の方は、日常のスキンケアにも気を配ることが大切です。
皮膚を清潔に保ち、過度な摩擦や刺激を避けましょう。
入浴時にはしっかり泡立てた石けんで優しく洗い、汗をかいた後は速やかに拭き取ることが皮脂詰まりの予防になります。
また、気になるしこりがある場合は、無理に押したり潰したりせず、早めに医療機関を受診してください。
自己判断での処置は、悪化や感染の原因となるため注意が必要です。
Q.粉瘤はがんになりますか?
A.粉瘤は基本的に良性の腫瘍です。まれに長期間放置された粉瘤が悪性化するケースも報告されていますが、非常にまれです。
違和感がある場合は、念のため早めに診察を受けることをおすすめします。
Q.粉瘤は自然に治りますか?
A.粉瘤は自然に消えることはほとんどありません。
一時的に小さくなったり破れたりしても、根本の袋が残っている限り再発します。確実な治療には袋ごとの摘出が必要です。
Q.手術は痛いですか?
A.手術は局所麻酔を使用して行いますので、術中の痛みはほとんどありません。術後は軽い痛みや違和感が残ることもありますが、数日で落ち着くことが多いです。
Q.どのくらいの時間で治療が終わりますか?
A.粉瘤の大きさや状態によりますが、多くの場合は10~20分程度の処置で完了します。炎症がある場合は、一時的な処置を行ってから後日手術(数か月程度間をあけて)を行うことになります。
Q.保険診療は受けられますか?
A.粉瘤の治療は保険診療の対象となります。診察や手術にかかる費用については、部位や病変により異なります。
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