
赤ら顔・酒さ
赤ら顔・酒さ
知立南クリニックは、地域の皆様の健やかな肌を守るため、内科・皮膚科・美容皮膚科にて日々親身となって診療を行っております。患者様一人ひとりの声に耳を傾け、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけ、根気強く治療に取り組むことを大切にしています。愛知県知立市、刈谷市、安城市の皆様が、肌の不調から解放され、安心して日常生活を送れるよう、最新の知識と技術をもってサポートさせていただきます。
赤ら顔・酒さでお悩みの方は、愛知県知立市・刈谷市・安城市の内科・皮膚科・美容皮膚科、知立南クリニックまでお気軽にご相談ください。
赤ら顔・酒さとは、頬や鼻、額などの顔の中心部に慢性的な赤みや血管の拡張、炎症が見られる皮膚の病気です。
単なる「肌が赤くなりやすい体質」ではなく、れっきとした皮膚疾患であり、進行すると膿をもったぶつぶつや毛細血管の目立ちが強くなることもあります。酒さ(しゅさ)という名前から、アルコールとの関連を想像される方もいますが、お酒の摂取が直接の原因ではありません。もちろん、アルコールが赤みを悪化させる要因になることはありますが、体質や皮膚のバリア機能の低下など、複数の要因が絡み合っています。
赤ら顔・酒さの原因はひとつではありません。いくつかの要因が重なり合って症状が現れることが多いのが特徴です。
代表的な原因としては、まず皮膚のバリア機能の低下が挙げられます。肌が本来持つ外部刺激から守る力が弱くなり、温度変化や紫外線、スキンケア用品などに敏感に反応しやすくなります。
また、加齢やホルモンバランスの変化により、血管の拡張反応が過剰になりやすくなることもあります。
さらに、ストレス、生活習慣の乱れ、辛い食べ物やアルコールといった刺激物も悪化の要因になり得ます。
最近では、肌に常在するダニ(ニキビダニ)の増殖が関係していることも報告されており、単にスキンケアを見直すだけでは十分ではない場合もあります。
赤ら顔・酒さの主な症状は、頬や鼻、あごなどの顔の中心に現れる赤みです。
初期の段階では、日差しや温度変化の後に赤くなる程度ですが、次第に赤みが常に残るようになり、炎症やかゆみ、ヒリヒリ感を伴うこともあります。さらに進行すると、小さな膿をもったぶつぶつや、毛細血管が浮き出たように見えることもあります。中には、鼻が大きく膨らむ「鼻瘤(びりゅう)」と呼ばれる症状が出ることもあり、特に男性に多く見られます。
症状は軽度から重度までさまざまで、本人の肌質や生活環境によっても異なります。
赤ら顔・酒さの治療は、症状の程度や皮膚の状態に応じて、外用薬や内服薬を組み合わせて行います。
炎症が強い場合には、赤みを抑える薬剤を使用して症状のコントロールを図ります。
また、ニキビダニが関与していると考えられる場合には、抗菌薬を使うこともあります。ニキビダニは検査を行い、いるようであれば治療を検討します(いるからといってかならずしもニキビダニというわけではありません)。
あわせて、再発を防ぐためにスキンケアや生活習慣の見直しも重要です。
1.丁寧な問診と診察
患者様の症状、発症時期、経過、既往歴、アレルギー歴、生活習慣などを詳しくお伺いし、丁寧に皮膚の状態を診察します。
原因の特定が難しい場合でも、様々な可能性を考慮し、適切な検査やアドバイスを行います。
2.最新の知見に基づいた適切な診断と治療
皮膚科医療は日々進化しています。知立南クリニックの皮膚科では、常に最新の医学的知見を学び、エビデンスに基づいた適切な診断と治療を提供しています。
3.分かりやすい説明と安心感の提供
治療内容や今後の見通しについて、保護者の方にもお子様にも分かりやすく丁寧に説明し、不安を取り除くよう努めます。
4.日常生活指導
治療の効果を高め、再発を予防するために、日常生活での注意点、スキンケアの方法、悪化因子の回避など、具体的なアドバイスを行います。
それぞれの症状に合わせた生活指導で、患者様が快適な日常生活を送れるようサポートいたします。
5.継続的なフォローアップ
治療の進捗状況を丁寧に確認し、症状の変化に合わせて適切な治療内容に見直しを行います。
必要に応じて検査を行い、治療効果を客観的に評価しながら、最適な状態を目指してサポートを継続いたします。
赤ら顔・酒さを悪化させないためには、日常生活の中での工夫がとても大切です。
まず、強い紫外線は赤みの原因になりますので、日焼け止めをこまめに使用しましょう。ただし、刺激の強いものは避け、敏感肌用の日焼け止めを使うことをおすすめします。
また、熱いお風呂やサウナ、アルコール、辛い食べ物など、血管を拡張させる要素も控えめにしましょう。
洗顔時の摩擦も避け、ぬるま湯でやさしく洗うよう心がけてください。
ストレスを溜めないようにすることや、十分な睡眠も、肌のバリア機能を保つためには欠かせません。無理のない範囲で、肌にやさしい生活を目指していきましょう。
Q.赤ら顔は治らないと聞いたのですが、本当ですか?
A.赤ら顔・酒さは、症状が慢性的になりやすいため、完治が難しいケースもあります。
ただし、正しく診断し、継続的な治療とケアを行えば、赤みを軽減させることができます。
Q.化粧品で隠すのはよくないですか?
A.肌に合った刺激の少ない化粧品であれば問題ありません。
ただし、赤みを隠そうとして厚く重ねると、毛穴の詰まりや肌荒れの原因になることもあるため注意が必要です。
Q.男性でも治療を受けられますか?
A.もちろん可能です。男性の患者様も増えており、特に鼻周りの赤みやぶつぶつで悩んで来院されるケースが多く見られます。
Q.どのくらい通えば効果が出ますか?
A.個人差がありますが、早い方で数週間〜1か月ほどで赤みの軽減を感じる方もいます。数か月から半年程度の継続的な通院とホームケアで、肌の状態を整えていくことが大切です。
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