
高血圧
高血圧
高血圧の方は、普段下記のような生活を送っていることが多いです。
また、家族に高血圧症の方がいるなど遺伝的な要因も関係しています。
3つ以上当てはまった方は高血圧の可能性が高いため、注意が必要です。
高血圧の可能性を指摘されたことがある方、気になる項目がある方は一度お気軽にご相談ください。
高血圧症とは、安静にしている状態であっても基準より血圧が高くなる疾患です。血圧は、運動をしたり、何か活動をしたりする際に一時的に高くなりますが、高血圧症の方はそういった活動には関係なく、一定の基準よりも血圧が高い状態が続きます。高血圧症の方は日本全国で4,000万人以上おり、3人に1人は高血圧症といわれている身近な疾患です。初期には自覚症状がないため、頭痛、めまい、視覚障害などの症状が出る頃には既に進行しており、突然、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことがあります。初期症状がないからこそ、健康診断などで血圧を定期的に測ることで高血圧症の可能性に気づき、早期に治療を開始することが重要です。
高血圧症となると動脈に負荷がかかるため、気づいたころには動脈硬化という血管が硬く血液の流れが悪い状態となってしまいます。その結果、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。高血圧症の代表的な合併症としては、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などがあります。早期発見・早期治療ができれば、合併症の発症リスクを抑え、健康的に過ごせる時間を延ばすことができます。健康診断で高血圧症の可能性を指摘された方、気になる症状のある方は1度お気軽にご相談ください。
当院での高血圧症の診断は、血液検査やABI検査、エコー検査によって行われます。
血液検査
血液検査で高血圧症を診断する場合、通常、上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)が測定されます。血圧が収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の場合、高血圧と判断され、その他生活習慣病のリスクもあると判断できます。
ABI検査
手足4箇所の血圧を調べる検査です。この検査により、閉塞性動脈硬化症かどうかを知ることができます。閉塞性動脈硬化症とは、下肢の動脈が狭窄することにより足の痛みやしびれ、皮膚の変色などの症状が現れる病気です。下肢の動脈が狭窄しているかどうかを見て、高血圧の可能性を判断します。
エコー検査
動脈硬化がないかを調べるために、頸動脈エコー検査が用いられます。腹部エコー検査を行う場合もあります。
当院では医師による定期的な診察・健康チェックをしながら治療を行います。
薬物療法
主に、食事指導や生活習慣の改善による効果があまり見られない患者さまに用いられる方法です。降圧薬という血圧を下げる薬物を使用します。患者さまの状態ごとに薬の選択を行います。
食事指導
食事指導では、塩分の摂取量や食べすぎ、お酒の飲み過ぎに注意し、果物・野菜を多く摂取するなどバランスの取れた食事を目指します。1日の適切な塩分摂取量は、男性8g、女性7g以下と推奨されています。高血圧症の方は6g以下を目指していきましょう。
生活習慣の改善
生活習慣の改善では、適度な運動や禁煙などが重要となります。運動は血糖値を下げ、心臓血管系の健康に効果的です。可能であれば週に3回程度運動の習慣があるとよいです。また喫煙は血管障害等のリスクを高めるため、禁煙が重要となります。
高血圧症は放置すると様々な合併症の危険性が高まります。
早期発見・早期治療のためにも、気になる症状のある方はぜひ一度医師にご相談ください。
予約していただくと待ち時間少なく診察を受けていただけます。予約なしでも受診可能です。
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