肝機能障害・肝機能異常
肝機能障害・肝機能異常
肝臓は、私たちの体内で「代謝」「解毒」「胆汁の生成」という、生命維持に欠かせない500種類以上の化学反応を一手に引き受ける「巨大な化学工場」です。
最大の特徴は、非常に高い予備能力と再生能力を持っていること。しかし、それが仇となり、「病気が相当進行するまで悲鳴(自覚症状)を上げない」という側面を持っています。
知立南クリニックへ相談に来られる患者様の中にも、「健診で数年前から数値が悪かったけれど、どこも痛くないから放置していた」という方が少なくありません。しかし、自覚症状が出たときには肝臓がカチカチに硬くなる「肝硬変」や「肝がん」に至っているケースがあるのが、この病気の恐ろしさです。
血液検査で並ぶアルファベットは、肝臓からのメッセージです。それぞれの数値が何を意味しているのかを正しく理解しましょう。
これらは肝細胞の中に含まれる酵素です。肝細胞が炎症を起こして壊れると、中身が血液中に漏れ出し、数値が上昇します。
肝臓の解毒作用に関わる酵素で、アルコールや薬剤に敏感に反応します。
肝臓から十二指腸へ流れる「胆汁」の通り道に異常があると上昇します。胆石や、時には胆管がんなどの早期発見に繋がる重要な指標です。
近年、知立市周辺にお住まいの方でも特に増えているのが脂肪肝です。 「たかが脂がついているだけでしょ?」と侮ってはいけません。
以前は「お酒を飲まない人の脂肪肝は進行しない」と考えられていましたが、現在はNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)という病態が判明しています。これは、お酒を飲まない人でも肝臓に炎症が起き、放置すると急速に肝硬変や肝がんへ進んでしまう病気です。
肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病がある方は、肝臓も同時に蝕まれている可能性が極めて高いといえます。
放置し続け、肝臓がその機能を失うと、肝硬変となり以下のような深刻な症状が現れます。
これらの症状が出てからでは、元の健康な肝臓に戻ることは困難です。「数値は高いけれど元気だから」という時期に治療を始めることが、唯一の回避策です。
当院では、患者様の負担を抑えつつ、原因を徹底的に究明します。
服の上からゼリーを塗り、プローブを当てるだけの簡単な検査です。
採血検査
採血にてウイルス性肝炎や他疾患のチェックを行います。亜鉛などが足りない場合は補充を検討します。
肝臓は、早く手当をしてあげれば、驚くほど健気に回復してくれる臓器でもあります。 「再検査と言われたけれど、どこに行けばいいかわからない」「お酒をやめろと言われるのが怖い」という方も、まずは安心してお越しください。
私たちは、あなたを責めるためではなく、あなたの10年後、20年後の健康を一緒に守るためにここにいます。健診結果を放置せず一度相談ください。
TOP